「回転性めまい、どうすれば治るの?!」
「回転性めまいの対処法を知りたい」
回転性めまい、本当に辛いですよね。

私自身、3年前に初めて回転性めまいを発症してから、年に数回回転性めまいに悩まされています。ちなみに私のめまいの原因は「良性発作性頭位めまい症」と「偏頭痛」と2つの原因を抱えています。
めまいを治したければ、まず、以下の3つのことを実践してください。
回転性めまいに対処するためにやるべきこと3つ |
1.原因を特定する 2.様々な対処法を実践してみる 3.めまいと付き合っていくことを覚悟する |
特に重要なのは、原因を特定することです。これは病院に行って検査するより他方法はありません。私のように、良性発作性頭位めまい症と偏頭痛の副作用としてのめまいを併発するケースもあります。
この記事では、これまで医師に相談しながら実践してきた対処法13つをご紹介するとともに、2章では私のめまい経験談をお伝えしています。
めまいに悩んでいる1人の40代として、少しでも助けになれれば幸いです。
注意:この記事は、良性発作性頭位めまい症と偏頭痛を罹患している私の体験談です。医師に相談したことや助言されていることを元に、私がやってきたこと、経験について執筆していますが、私は専門家ではありません。あくまでも患者の記録としてお読みください。
1.回転性めまいに治すためにやるべきこと3つ

冒頭でもお伝えしましたが、回転性めまいをどうにかしたいなら、以下の3つのことをやってください。
回転性めまいに対処するためにやるべきこと3つ |
1.原因を特定する 2.様々な対処法を実践してみる 3.めまいと付き合っていくことを覚悟する |
【原因を特定する】
まず、なぜ回転性めまいが起こっているのか、原因を特定しましょう。
原因によって、対処法が異なるからです。しかも、場合によっては本格的に治療が必要な場合もあるので、病院でしっかり検査してください。
例えば、回転性めまいの原因として良くある良性発作性頭位めまい症やメニエール、突発性難聴は、耳鼻科で検査することで原因が特定できます。
私もまず耳鼻科に行き、様々な検査をしたところ、良性発作性頭位めまい症と診断されました。
回転性めまい時に頭痛の症状がある場合は、脳神経外科を受診すると良いでしょう。通常、良性発作性頭位めまい症やメニエール、突発性難聴では頭痛は起きません。
原因を特定して、やるべきこと、やらない方が良いこと、飲むべき薬を明確にしていきましょう。
【様々な対処法を実践してみる】
原因が特定できたら、できる限りの対処法を実践してみることをおすすめします。
病院で教えられる対処法をやったり、処方された薬を飲んだりするだけで良くなる場合もありますが、それだけではよくならない場合の方が圧倒的に多いからです(これは医師も言っていました)。
例えば、回転性めまいで病院に行くと、「めまい体操の指導」と「薬の処方」をされることが多くありますが、これだけでは良くならないケースは多々あります。よくなるとしても、時間がかかったりスッキリしなかったりします。
めまい時は、医師に言われたことだけをやるのではなくて、様々なことを試すべきです。そして、自分に合った対処法を探す。めまいを繰り返す人にとって、これはかなり重要なことです。
私自身、3年の間に何度もめまい発作があり、様々な対処法を試して、やっと発作が起こりつつもめまいと付き合えるようになってきました。
あなたも、自分に合った対処法を見つけてください。
【めまいと付き合っていくことを覚悟する】
これは、2回以上回転性めまいを経験したことがある人にお伝えしたいことです。
「めまいを絶対治すぞ!」と力を入れるのではなくて、「めまいとうまく付き合っていこう」と肩の力を抜くことこそ、大事なことです。
原因にもよりますが、回転性めまいは、繰り返す確率がかなり高い症状だからです。
特に、良性発作性頭位めまい症の場合は多くの人が繰り返し発作を起こします。メニエールの人も、治療が長引く場合が多いと聞きました。
薬が効かない場合も多く、日常生活にも支障をきたすので、めまいを起こすこと自体がストレスになりますが、治すぞと意気込んで治るものではありません。それよりも、自分に合った対処法を見つけて、少しでも日常生活を快適に過ごそうとするほうが、賢明です。
肩の力を抜いて、めまいと向き合っていきましょう。
2.回転性めまいで私が実践している対処法、めまいを緩和する方法13つ

この章では、回転性めまいが起こる際に、私は実践している対処法、めまいを緩和させる方法をご紹介します。※ご紹介するのは良性発作性頭位めまい症の場合の対処法です。
残念ながらどれも「これをやったらすぐ良くなった!」というものではありませんが、付き合っていく上での知恵袋的な存在です。「こんな方法もあるんだ〜」と参考にしてもらえると幸いです。
私が実践している対処法、めまいを緩和させる方法13つ |
・めまいが起こらない角度、体勢を把握する ・上半身を45度以上傾けた状態で寝る ・耳のマッサージで耳の血流をよくする ・耳を温める ・頭皮マッサージをする ・首のマッサージをする ・デコルテのマッサージをする ・ハッカスプレーでリフレッシュする ・水分を摂りすぎない ・湯船にゆっくり浸かる ・できるだけ動く ・サプリで栄養補給をする ・漢方と薬を使い分ける |
思いつく限り挙げてみました。それぞれ詳細をお伝えしますね。
【めまいが起こらない角度、体勢を把握する】
回転性のめまいが起こる時、「めまいが起こらない角度、体勢」もしくは「酷くない角度や体勢」があるはずです。それを探してみましょう。
めまいが起こらな体勢を掴めると、その位置を避けて過ごせるので、少しは楽になるからです。
例えば、下を向くとめまいがひどくなるとわかっている場合は、その体勢がダメなことを周りにも伝えて、協力してもらいましょう。
めまいが続くと本当に辛く、ストレスも吐き気も辛くて何も嫌になりますよね。特に発作のピーク時には無理をしないことです。
【上半身を45度以上傾けた状態で寝る】
これは医師に勧められた方法、とても良かった対処法です。
めまいが起きている時はもちろんですが、発作を繰り返すとき、上半身を45度以上傾けた状態で寝ると回復が早くなります。(私の場合は)

本当は介護用ベッドが欲しいところですが笑、無理なので、例えば大きめのクッションを使って傾けたり、毛布などをぐるぐる巻きにして傾けたりしています。
医師曰く、良性発作性頭位めまい症は頭の位置の変化によって、三半規管内の耳石が移動し、めまいを引き起こす病気なので、傾斜をつけることで耳石の落ち込みを防げるとか。
なので普段から傾斜が合ったほうが良いとのことでした。
【耳のマッサージで耳の血流をよくする】
耳のマッサージは、良性発作性頭位めまい症にとても効くと実感しています。

処方されるお薬も内耳の血流やリンパの流れをよくするものなので、同じような効果が期待できるのではないでしょうか。
耳をぐるぐる回してみたり、引っ張ってみたり、とにかく耳を刺激します。
続いて、フェイスポインターというアイテムを使って耳のうしろや耳の周りを刺激します。耳のうしろ、顎の付け根が特におすすめのポイントです。
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私はcorefitのフェイスポインターを使っています。マッサージ棒のようなもので代用してもいいかもしれません。
【耳を温める】
耳を温めるのも効果的です。耳の血流がUPします。
私は、ホットタオルで温めてみたり、湯船に耳まで使ってみたりしています。(めまいの状態によっては要注意)
やったことがありませんが、レンジで温めるタイプのカイロを使用するのもよさそうです。
【頭皮マッサージをする】
頭皮マッサージは、リフレッシュもできて血流もよくなり、とてもおすすめです。
私は、以下のアイテムを使って行っています。
【COREFIT フェイスポインター:頭皮をぷすぷすとマッサージ】
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【リファ ヘッドスパ:主にお風呂で使用】
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【ウカ スカルプブラシ ケンザン:車に置いて信号待ちなどで使用】
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特におすすめなのが、ウカのケンザンです。どこでも気軽に頭皮マッサージできるし、1番万能です。シャンプーの時に使うのももちろんOK。
類似品も出ていますが、やはり本家ウカがおすすめです。
他にもロフトやハンズなどに行くと、ヘッドスパ用品がたくさんあるので、自分に合ったものを探してみてください!
【首のマッサージをする】
首のマッサージで顔周りの血流をよくすると、めまいが緩和する気がしてよくやっています。
例えば、先ほどご紹介したフェイスポインターを使って首の付け根を刺激します。
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他にも、ストレッチポールに首を当てて刺激したりします。
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本当な左右にぐりぐり動かしたりしたいところですが、めまいがひどいとできないので、発作が回復傾向の際に無理のない範囲でやっています。(本当は普段からやったほうが良さそうですが、なかなか…)
【デコルテのマッサージをする】
耳や首、頭のマッサージをした前後にデコルテのマッサージをすると、リンパの流れがさらに良くなるとリンパマッサージの専門家に聞いたので、実践しています。
以下のように指全体でなでた後、鎖骨の内側を優しく押すように刺激します。

先ほどからご紹介しているフェイスポインターで、鎖骨や、以下の画像の赤丸部分を刺激すると、さらに効果的です。

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フェイスピインターがない場合は、指先で刺激してみても効果的です。
【ハッカスプレーでリフレッシュする】
めまいがひどいとき、特に吐き気が伴うようなめまいがする際は、身の置きようもないような辛い時間が続きます。
そんな時に、ハッカスプレーを首元に1プッシュすると、スッキリとして辛さが少し和らぎます。
私が愛用しているのは以下の商品ですが、ハッカスプレーはハーブショップなどにも売っているので、探してみてください。
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他にも、頭痛がひどい時や虫除けとしても使えるので、私は常に持ち歩いています。
【水分を摂りすぎない】
度重なるめまいで、色々な病院に行きましたが、漢方内科に行った際に言われたのが「水分の摂りすぎ注意」ということです。
めまいが起こっている時は、体の中の水分が滞っている場合があるとのこと。つまり、水分がうまく排出できていないということですね。
そんな状態で水分を一生懸命摂ると、水分の滞りはさらに悪化します。
漢方内科に行くまでは、むしろ水分を頑張って摂るようにしていたのですが、最近は水分を摂りすぎないようにした方がいい調子が良い気がします。
【湯船にゆっくり浸かる】
湯船に浸かることは、めまいを抱えている人にとってはとても良いことだと思います。
リラックス効果もあるし、全身の血流が良くなるからかもしれません。
過去に、お風呂に入れないほどめまいが辛かった時、少しましになって湯船に浸かったら、信じられないくらい気持ちよくて、信じられないくらい劇的にめまいが回復した経験があります。
それ以来、できるだけ日常的に湯船にゆっくり浸かるようにしています。かといってめまいが完治したとかではないのですが、出現頻度も治りも良くなっている気がします。
【できるだけ動く】
私はこれまで3院の耳鼻科に行きましが、3院ともで言われたのが、「動いたほうが良い」ということです。
めまいが起こっている時ほど、動いたほうが、耳石が排出?しやすくなるので良いとのことでした。
でも、めまいが起こっている時、特に午前中は辛いんです。でも、頑張って動いていると、次第に良くなって、夕方くらいには本当に症状が軽くなったりします。
皆さんもめまいが起こっている時、寝込むのではなくて、動ける範囲で動いてみてください。
【動けないほどのめまい・偏頭痛からくるめまいの場合は安静に】 動けないほどのめまいを経験したことがありますが、そんな時は動けと言われても無理です。危険ですし、安静に過ごしてください。動けるようになったら様子を見て動き出しましょう。 また、偏頭痛の副作用や前兆として起こるめまいの場合は、動くと悪化するので、安静にしていたほうが良いです。(めまいが起こる時に頭痛がある場合は、偏頭痛によるものの可能性があります。脳神経外科に相談してみてください。) |
【サプリで栄養補給をする】
これは普段からやっていることですが、めまいを発症してからサプリメントで栄養を補助するようにしています。
医師に、内耳にかかわる栄養素があると指導されたからです。
特にめまいに良いとされているサプリには、以下のようなものがあります。
回転性めまいに効果が期待される成分とサプリ |
・ビタミンB群(特にB6とB12) ・ビタミンD ・カルシウム ・亜鉛 |
私はこれに加えてビタミンCを摂取しています。
【漢方と薬を使い分ける】
最後にご紹介するのが、薬についてです。
私は、漢方と薬を使い分けるようにしています。
というのも、私の場合はめまいの薬が効いているのかいないのか、飲んだら早く良くなるのか関係ないのか、よくわからない…という程度にしか効果を感じていないからです。
なので、最近ではめまいの状態によって、自分なりに処方されてている薬を使い分けています(もちろん医師に相談済み)。
例えば、以下のような感じです。
・水分が滞っている感じがするときは、漢方を使う ・耳に違和感がある時は、内耳の血流をよくする薬を使う ・頭痛の予兆がある時は、血流を良くする薬は使わない など |
薬を処方されて、あまり効果がないと感じている人は、違う科の病院に行ってみたり、漢方内科に行ってみたりして、お薬手帳を見せて相談してみてください。同じ病院で他の薬の選択肢がないかや、使い分けについて相談してみても良いでしょう。
出された薬を黙って飲んでいれば良くなるならそれでも良いですが、そうではない場合は自分で動かないと、医師はそこまで考えてくれません。
2.回転性めまいの体験談〜初発からの3年間の記録〜

「朝起きたら、天井がぐるぐる回っている…」
私の回転性めまい、良性発作性頭位めまい症のはじまりは、こんな感じでした。
この時は、起き上がっても回り続け、本当に何もできず。結局1日をソファーで過ごし、どの体勢でいても、何をしていても回り続けるので、夜帰ってきた夫に救急に連れて行ってもらいました。
この時点で自力で歩けず、夫におぶってもらったり、車椅子に乗ったりして移動。CTの結果、異常がなかったので、耳の問題かもしれないと診断され、吐き気度めの点滴を打って帰宅しました。
それから3日寝たきり生活が続き、やっと起き上がって自分で歩けるようになったころ、耳鼻科を受診。良性発作性頭位めまい症と診断されました。
耳鼻科では、下の画像のような装置をつけて眼球の動きをみたり、聴力検査をしたり体の均等感覚を計検査をしたり、様々なことをします。

2週間もするとめまいは回復しましたが、後にも先にもこの時のめまいが1番ひどかったです。
それから数ヶ月後、まためまいが起こりました。この時は繰り返すとは思っていなかったので、「本当に良性発作性頭位めまい症なの?」と疑い、別の耳鼻科へ。でも診断は良性発作性頭位めまい症でした(メニエールや難聴の検査もしました)。
ちなみに、耳鼻科に行くと必ず「めまい体操」を勧められますが、私はやっていません。理由は、あれをやると吐き気が増して辛いからです。(それでも頑張ってやった方が良いと言われますが、うーん…)それに、私にはあまり効果がないような気がします。
そこから数ヶ月後、まためまいを発症。でも今回は初めて頭痛の症状が。怖くなって脳神経外科を受診しました。そしてMRIを取りましたが、異常なし。しかし、目の奥の鈍痛、光や音への嫌悪感、頭痛の症状、繰り返す頻度などから、めまいは偏頭痛によるものではないかという診断を受け、偏頭痛の薬を処方されました。
この頃から私の中で、「頭痛症状を伴う回転性めまいは偏頭痛によるもの」「頭痛症状がないもの、耳の閉塞感などを伴うめまいは良性発作性頭位めまい症によるもの」と判断するようになりました。
しかしある時、どちらのめまいか判断できない時があり、気になっていた漢方内科へ。すると水分の滞りを指摘され、漢方を処方されました。それを飲むと、今までで1番早く回復!
「私の解決法はこれだったのか!!!」とその時は思いましたが、それからも現在に至るまで、短くて2ヶ月、長ければ半年以上あくようなスパンで、回転性めまいを繰り返しています。
最近起こるめまいの特徴は、起きているときは正常。寝ている時も傾斜をつけて上を向いて寝れば正常。しかし、寝た状態で右や左を見るとぐるぐる回転する。といった感じです。つまり、寝返りが打てません。
薬は、以下のものを飲み分けています。
・ベタヒスチミン酸塩錠 ・アデホスコーワ顆粒 ・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう) ・メトクロプラミド錠(吐き気時) ・ミグシス錠(偏頭痛予防) ・アマージ(偏頭痛時) |
元々薬が苦手なので、常に飲むのではなく、めまいがしてから飲むことが多いです。なんなら何も飲まない時もあります。
回転性めまいを発症して3年。多分一生続くし、年齢を重ねるごとにひどくなるのではないかと予想しています。なので、うまく付き合うために、2章でお伝えしたことと、それから週1回ピラティスに通って、少しでもめまいが改善するようにと日々考えています。
3.繰り返す回転性めまいとは付き合っていくしかない

回転性めまいを繰り返している人、悩んでいる人にお伝えしたいのが、回転性めまいを繰り返す場合は、うまく付き合っていくしかないということと、悩んでいるのはあなただけではないということです。
回転性めまいは、「この薬を飲んだら必ず良くなる!」というような特効薬はありません。しかも、命に関わるような病気ではないので、研究もあまり進んでいないし、病院でも軽く扱われがちです。
めまいが起こるたびに病院に行っても、新たな治療法みたいなものは提案してくれないし、毎度同じ対応を繰り返されます。薬も変わり映えしません。でも、これは治療法がないから仕方ないくて、結局めまいは、手術して治るとか、お薬で治るとかいう類のものではないのです。
実際、私の周りには、回転性めまいを経験したことがある人が知っているだけでも4人もいます。年齢は20代から40代まで様々ですが、みんな2回以上のめまいを経験していて、今も定期的に起こるようです。
みんな解決法がなくて悩んでいます。中には仕事を変えた人もいます。
回転性めまいを自分の体質として受け止めて、どうやって付き合っていくか、受け流していくかを考えてみると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
もし私にできることがあったら言ってください!何か新しい情報があれば、教えてください!そうやって、乗り越えていきましょう。
4.まとめ
本記事では、回転性めまいについて、私の経験談をもとにお伝えしてきました。
繰り返しになりますが、この記事はあくまでも私の経験をもとに執筆しています。万人に当てはまるわけではないので、1つの体験談として受け止めていただけると幸いです。
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