「お盆にふさわしいお花を選びたい」
「マナーに沿った花の贈り方が知りたい」
お盆のお花に関するルールや最適なお花って、いまいちわからないですよね。

主人の頼まれごとなども含めて、幾度となくお供えのお花を選んできた私が、
お盆のお供え花に関する基本的なルールと、おすすめのアレンジメントをご紹介します。
1.お盆にお供えする花とは?基本的な意味と役割

初めに、お盆にお供えする花について、基本的な知識を把握しましょう。
☑️お盆にお供えする花に向いている種類
☑️お供え花と仏花の違い
この章を読めば、どんな気持ちでどんな花を贈れば良いかわかります。
1-1.お盆にお供えする花に向いている種類
お盆のお供えには、清らかさや敬意を表す花が向いています。
お盆はご先祖様や故人の霊を迎える大切な時期。供える花には、「感謝」「祈り」「静けさ」を表す意味が込められているため、派手すぎず落ち着いた印象の花が適しています。
お盆のお供えに向いている花の一覧は、以下の通りです。
お盆のお供えに向いている花の種類一覧 |
・菊 ・ユリ ・トルコギキョウ ・リンドウ ・ケイトウ ・カーネーション ・ミゾハギ ・グラジオラス ・スターチス ・キンセンカ |










故人を偲ぶ気持ちを大切に、お盆には落ち着いた色合いの花を選ぶと安心です。
1-2.お供え花と仏花の違い
お供え花と仏花は似ているようで、目的や場面が異なります。
仏花は、仏壇やお墓など日常的に供える花のこと。対してお供え花は、お盆や法要など特別な行事の際に用意するものを指し、より季節感や格式が重視されます。
仏花は日常的なため、菊やカーネーションなどの長持ちする花が中心。一方、お供え花では、白ユリやトルコギキョウ、淡い紫のリンドウなど、季節感と美しさを兼ね備えたものが選ばれやすくなります。
お供え花は「特別な日」に故人への想いを込めて贈るもの。仏花とは目的が違うことを理解して、ふさわしい花を選びましょう。
2.お盆のお供え花の選び方とマナー

ここからは実際にお盆のお供え花を選ぶための知識をお伝えしていきます。
☑️周はによる違いはある?
☑️避けた方が良い花・色・形
☑️お供えにふさわしい色や雰囲気とは
☑️お供え花の金額相場は?
2-1.宗派による違いはある?
基本的には共通するマナーが多いものの、宗派によって細かな違いもあるため注意が必要です。
仏教には浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗など複数の宗派があり、花の飾り方や色合いに対する考え方が少しずつ異なります。マナー違反にならないよう、事前に確認するのが安心です。
たとえば、浄土真宗では「死は穢れではない」という考えから、白一色にこだわらず淡い色も許容されます。一方、曹洞宗では伝統的に白を基調とした落ち着いた花が好まれる傾向があります。
不安な場合は、ご家族や菩提寺に確認したり、花屋さんに宗派を伝えて相談するのがおすすめです。 ネットでアレンジメントを注文する場合でも、メールで問い合わせると相談に乗ってくれますよ。
2-2.避けたほうがよい花・色・形
お盆のお供えには、派手すぎる花やトゲ・香りの強すぎるものは避けましょう。
供花はあくまで故人への敬意と静かな祈りを表すもの。華美すぎたり刺激の強い花は場の雰囲気に合わず、不適切とされる場合があります。
たとえば、バラなどトゲのある花は「痛み」や「攻撃性」を連想させるため避けるのがマナー。また、真っ赤な花や濃いピンクなどの派手な色も控えた方がよいでしょう。香りの強い花(ユリの一部や百合根を含む品種)も避けられることがあります。
穏やかで落ち着いた印象の花を選ぶことで、場にふさわしい雰囲気を大切にできます。
2-3.お供えにふさわしい色や雰囲気とは
お供え花は、白を中心に淡い紫・ピンクなど、落ち着いた色合いでまとめるのが一般的です。
白は「浄化」「無垢」「追悼」を象徴し、仏事全般で用いられる基本の色です。また、淡い色は柔らかく静かな雰囲気を作るため、お盆の場に適しています。
白菊や白ユリを中心に、薄紫のリンドウやトルコギキョウを添えると、上品で調和のとれた印象になります。ピンク系も淡い色であれば問題ないとされることが多いです。
色選びに迷ったときは「白+淡い色」を基本にすることで、宗派を問わず好印象な供花になります。
2-4.お供え花の金額相場は?無理のない範囲で心を伝える
お盆のお供え花の相場は、3,000円〜5,000円程度、高くても1万円までが一般的です。
供花は見栄を張るためのものではなく、故人やご遺族への思いやりを表すものです。高価すぎると相手に気を遣わせてしまうこともあり、無理のない範囲で気持ちを込めることが大切です。
たとえば、自宅用のお供えには3,000円前後の花束やアレンジメントで十分です。故人宅や親戚に送る場合でも、5,000円以内が多く、地域や関係性によって7,000円程度のものを選ぶケースもあります。
花屋さんでは「お盆の供花として◯円くらいで」と伝える、もしくはネットで予算範囲内でアレンジメントを絵選べば、マナーに合ったものを贈れます。
3.【価格別】お盆のお供え花におすすめのアレンジメント5選
ここでは、おすすめのアレンジメントを価格別にご紹介します。
☑️3,000円以内
☑️4,000円以内
☑️5,000円以内
☑️7,500円以内
☑️10,000円以内
他にも、楽天市場や花キューピットなどには、たくさんのお供え花が販売されているので、気になる方は覗いてみてください。
また、お渡しするお相手が近くの人の場合は、近隣の生花店で購入すると実物を確認しながら注文できるのでおすすめです。
3-1.3,000円以内

こちらのショップは、2,999円で以下のパターンから好きなアレンジを選べます。
・店長にお任せ
・白グリーン系
・ミックス系
・白薄紫系
メッセージを添えることも可能です。レビューが良いのも安心できるポイント。遠方の方に直接送る場合でも、領収書など金額がわかるものが入らないので、安心してご注文いただけます。

お届けに要るする時間が地域によって異なります。上記を参考にしてください。
3-2.4,000円以内

4,000円台のお供え花は、コンパクトで飾りやすいアレンジメントが多くあります。こちらの商品は、百合が入っていてとても華やかです。ゆりなしを選ぶと3,000円台で購入可能です。

無料ラッピングサービスやメッセージサービスがあるほか、冷蔵便でのお届けなので、鮮度が保たれていて安心です。もちろん、品質保証もついていて、レビューも良いです。
3-3.5,000円以内

高さ約40センチと見栄えがするアレンジメントをご紹介します。アレンジメントにはユリが入っていて、とても華やかな印象です。
アレンジメントのメニューは以下の通り。
・ミックス
・青紫系
・白のみ
・ピンク系
・和風バージョン
・ひまわりバージョン(夏季のみ)
・おまかせ

ラッピングサービス付きです。

夏は冷蔵便で発送される他、画像確認サービスやメッセージカードサービス、品質保証など、サービスが重質している点もおすすめポイントです。
3-4.7,500円以内

熟練のフローリストが手がけるこちらのお店のアレンジメントは、お花のカラーだけではなくて、スタイルを選べるのが特徴的です。

スタイルは、以下から選べます。
・アレンジメント
・縦長花束
・スタンディングブーケ
・ボックスフラワー
お花のカラーは、以下からの選択です。
・白とグリーンのみ
・ピンク系の花を入れる
・パープル系の花を入れる
・ブルー系の花を入れる
・イエロー系の花を入れる
ご希望の場合は、立札やメッセージカードを添えられます。


3-5.10,000円以内
テレビ東京のテレビチャンピオンお花屋さん選手権に出場した店主のお店です。
大胆なアレンジで、好みは分かれるかもしれませんが、今時のアレンジメントをお探しの方は、一度こちらのお店を覗いてみてください。
4,000円から10,000円以上の商品まで取り扱いがあります。
4.まとめ
お盆はご先祖様や故人を偲び、感謝の気持ちを表す大切な行事です。お供えする花は、その心を届ける手段のひとつ。白を基調とした落ち着いた色合いや、トゲや強い香りのない花を選ぶことで、仏事にふさわしい印象を与えられます。
また、宗派や地域によって好まれる花や飾り方に違いがあるため、事前に確認する心配りも大切です。金額相場は3,000円〜5,000円程度が目安。贈り先との関係性や目的に応じて無理のない範囲で選びましょう。
大切なのは、「故人への敬意」や「ご遺族への思いやり」が伝わること。マナーを守りながら、心を込めたお花をお供えすることで、穏やかで温かなひとときを過ごすことができるはずです。
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